ウォーターケフィアドリンクは、そのままでも微小発泡していますが、炭酸飲料ほどは発泡していません。ケフィ子は炭酸強めが好みなので、ウォーターケフィアドリンクをいつも二次発酵させて、強炭酸にして飲んでいます。
数年前、この方法を発見してから、毎回必ずやっています。二次発酵後は、ペットボトルのまま冷蔵庫で保存できるので便利です。
ケフィ子流、二次発酵のさせ方、お伝えします。

ウォーターケフィアドリンク(二次発酵後)
二次発酵のさせ方
出来上がったウォーターケフィアドリンクに、レーズンなどのドライフルーツを入れることで炭酸ガスが発生します。
ウォーターケフィアグレインを砂糖水に入れるときに、一緒にドライフルーツを加えて発酵させる方法もありますが、あまりおすすめしません。
ケフィ子もやっていた時期がありますが、おすすめしない理由は、
1:炭酸が逃げてしまうので、微炭酸のウォーターケフィアドリンクにしかならない。
2:ドライフルーツの細かいカスがどうしても残るので、次に発酵させる時にその細かいカスが浮遊しており、カビ? コバエが入った? などと心配してしまい、精神衛生上よくない。
断然、このペットボトル方式がおすすめです。
手順は簡単
出来上がったウォーターケフィアドリンクを注ぐペットボトルに、あらかじめレーズンを10~20粒ぐらい入れておきます。これだけです。

あらかじめペットボトルにレーズンを入れておきます
二次発酵後

二次発酵後のウォーターケフィアドリンク
こちらが、常温(室温)で放置していたものです。
ウォーターケフィアドリンクの状態や使用したお砂糖によって、濃い色や薄い色など発酵状態は様々です。あえて、色が違うものを選んで撮影してみました。粗製糖を使用した場合は、だいたい左側のような色になります。

フタを開けたところ
フタを少し緩めると、炭酸と同時に下に沈んでいたレーズンが浮き上がってきます。
こちらはまずまずの炭酸具合です。写真で見ると微炭酸っぽいのですが、飲んでみるとジンジャーエールやスプライトぐらいの炭酸があります。
放置時間は?
常温(室温)で、だいたい2-5日程度が目安です。夏場は発酵が早く、冬場は遅くなります。
ペットボトルを指で軽く押してみて、状態を確認します。パンパンに膨らんでいるようでしたら、炭酸ガスが発生しています。指がまだ沈み込む状態であれば、もう少し放置した方が良いと思います。
レーズンは?
ドライフルーツはレーズン(干しブドウ)がおすすめです。
主に黒ブドウと白ブドウがありますが、ケフィ子は白ブドウ(マスカット・サルタナなど)がお気に入りです。黒ブドウ(カリフォルニア・トンプソンなど)に比べるとスッキリとした味に仕上がります。
他には、カレンツ(山ぶどう)やゴジベリー(クコの実)などでも発酵させることができます。オイルコーティングされていないドライフルーツを選んでくださいね。ブルーベリーはオイルコーティングされているものがほとんどなのでおすすめしません。
愛用のショップ、こだわり食材 572310.com ではオイルコーティングされていないレーズンしか売っていないのでおすすめです。
また、入手しにくい白レーズンもここならいつも在庫があります。(在庫切れのときもたまにありますが。)
一番のお気に入りは、「オーガニック・サンマスカットレーズン」です。
他にもいろいろな種類で試すのも面白いです。ケフィ子はいろいろ試して、このサンマスカットレーズンに落ち着きました。
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ペットボトルは?
普通のペットボトルは、炭酸を入れることが想定されていないはずなので、破損する可能性があります。ペットボトルは炭酸用のものを使用してくださいね。
耐圧用ペットボトル 炭酸飲料用のペットボトルは、丸くて凹凸が少なく、厚めで固く、口部は透明。これは、炭酸ガスの内圧に耐え、ボトルの変形を防止するためです。
引用元:KIRIN
炭酸用のペットボトルは、炭酸水を飲んだ後、空になったペットボトルを再利用しています。
炭酸水は価格だけで選ぶと、水道水を浄水したものに炭酸を入れただけのものになってしまいますが、こちらは九州の天然水を使用しているのでおすすめです。美味しく飲めました。
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空のペットボトルを何度も二次発酵に使っていますが、今のところ一つも変形することなく使えています。
気まぐれウォーターケフィア☆ドリンク
二次発酵後のウォーターケフィアドリンクは、面白いことに、いつも同じように作っているつもりでも、いつも同じようには発酵しないということです
ペットボトルから噴き出すほど強炭酸になるものもあれば、開けたときにプシュッという程度の弱炭酸ものもあります。
入れるレーズンの量、室内の温度、放置した時間、ウォーターケフィアドリンクの状態などによって変わってくるのだと思いますが、今のところ確実に強炭酸にするという方法はまだ確立していません。
そんな気まぐれなウォーターケフィアドリンクと付き合うのも楽しいものです。
上手く好みの味と炭酸に仕上がったときは、大変うれしく、杜氏の大変さがわかったような気になったりします。
なお、ウォーターケフィアドリンクに含まれるアルコールは微量(度数1%未満)ですので酒税法違反になることはありません。しかしながら、アルコールが苦手な方はお酒と感じる場合もあるようですので、発酵させすぎないようにご留意くださいね。
皆様も、ぜひチャレンジしてみてください!
ウォーターケフィアドリンクの作り方はこちらです。